「やあ、最近雨が多いね」
「そうだね、秋になってから、台風がきたりと晴れている方が少ないね」
「なんだか、梅雨が秋に来たみたいな感じだよ」
「それで最近は、熊とかの被害が増えているみたいだね」
「ああ台風の影響で山に木の実とかがないから里に降りてき食べ物を探しているんだろう」
「そう言われているね」
「怖いね」
「そうだね、ばったり、熊に遭うと襲われてしまうもの」
「でも、人間の存在を知らせてあげればいいんだろ」
「そう言われているが、分からないね、熊に聞いてみない事には」
「熊に聞けるわけないだろう」
「それは、そうだが、熊は遭えば怖いが、遭わなければ怖くないんだよ」
「遭っても、怖くないだろう、檻の中に居れば」
「動物園のことかい」
「いや、人間が檻の中にいればの話さ」
「でもさ、熊は怖いって言われるけどさ、もっと怖いものがあるんだよ、何か知っているかい」
「ライオンさ、それとも、ワニかな、イノシシなんてのもありえるな、うーん、色々な動物は怖いよ」
「誰が、動物って言ったんだ。車が一番怖いんだよ」
「車かい、交通事故の事か」
「そうだよ、車が、一番怖いんだよ、年間何千人と、交通事故で死んでいる人がいるんだ」
「たしか、去年が8000人程だったね、年間一万人を越えた年だってあるね」
「そうだろ、熊に襲われて亡くなる人は年間でも一桁だよ。負傷した人だって百人もいないはずさ」
「そうか、確かにね、交通事故で亡くなる人ってのは多いものだね、気をつけなくっちゃ」
「そうさ、誰もが、気をつけているのに、事故ってのは起きるものなんだ」
「車は、人が運転するからいけないんだ、僕は、提案するよ、これからは、馬に乗ろうってね」
「なにを、訳のわからない事言っているんだい」
「だってさ、馬は、動物だから排気ガスもないだろう、それに、人がハンドルで動かす訳じゃあないんだから、ミスをしたとして も、馬が曲がってくれる」
「時代錯誤な事言っているんじゃあないの、馬だって、暴れるし、落馬する危険がついているよ それに、飼うのが大変じゃあないか」
「昔は、そうだったんだろ、そうすれば、きっと、楽しいと思うけどな」
「そうかい、そうかい、想像する分には楽しいだろ」
「だってさ、競馬で馬を走らせるより、ずっと、有効だと思うんだけど」
「そうやって、言っていればいいさ」
「なんだい、乗ってこないね」
「馬にに乗る話じゃあなくて、車の話、いや、熊の話だっただろう」
「いや、馬の話さ」
「まあ、何でもいいさ、おいらは、君に付き合っていられないから帰るよ」
「どう、どう、どう、ヒヒーん」
「どうかしてるね」
今年は台風が多いですね。 被害が全国であちらこちらであります。 天候はどうしようもないのですが 気をつけられるところは気をつけたいものです。 |