2004.10.21(台風一家がやって来た)
「やあ、昨日の台風はひどかったね」
「そうだね、何号だったかな、二十三号か、もう少しくれば鉄人になるね」
「鉄人?」
「まあ、それは、置いといて、各地で被害をもたらしたんだよね」
「ああ、僕の家なんかもう少しで、床下浸水になるところだったよ」
「おいらの家は、特に何もなかったけどね」
「そうかい、それは良かった」
「でも、今年は、台風が多すぎないかい」
「うーん、僕が生きてきた中ではこれほど、台風が多かった年なんてなかったような気がするな」
「おいらも、同感なんだけど、台風の後って台風一過って言うじゃあないか、台風が過ぎ去った後は、それは、気持ちいい天気で、何だか、涼やかな爽やかさがあったんだけど、今年は、台風が過ぎ去っても、なんだか、はっきりしない天気で、あまり、気持ちよくないんだよね」
「そうかい、僕は、台風一過って、台風の家族の事だと思っていたけどな、台風一家が押し寄せて、台風で一家がひどい事になった見たいな感じがしたけどね」
「それは、それは、とんだ、勘違いをしていたものだ、今年は、何過なんだろうね」
「なんか?南下、何課、何か、・・・ああ、二十三かだろう」
「二十三回も台風は、日本に上陸していないだろう」
「そうだったかな」
「まあ、いいや、とにかく、今年は台風が多いってことは確かだからね」
「そういえば、君は台風の目に入った事はあるかい?」
「台風の目か、いや、ないね、君は」
「いや、僕もないんだけどさ、聞いた話によると、台風の目に入ると、目が痛くなるんだってよ」
「あっそう」
「「いや、台風の目に入ると、今まで吹いていた風や、降っていた雨が、嘘の様になくなって、辺りが晴れ渡るんだってよ、それで、台風が、どっかに行ってしまった、これは、日頃の行いがいいからに違いないと言っているとさらに、風が強くなって、雨もさらに強くなるんだって」
「一度、そんな状況に陥って見たいものだよ」
「そうかい」
「だって、そのほうが、今、台風が何処にいるか、リアルタイムで、実感が出来るだろう、いま、台風の中心が、真上を通過した、今、台風の中心が離れたってね」
「そうかい、そんなこと、知らなくてもいいよ」
「知りたい欲求ってものもあるだろう」
「いや、特に僕の場合はないね」
「そうかい、それは、幸せだ」
「はっ何が」
「何でもないさ」
それにしても、今年は台風が多いですね。 各地でこれだけ被害がありますが、気をつけていても、どうにも ならないことってありますよね。 自然が相手なだけに、神頼みするしかないのでしょうか。 「そんな、時代遅れなって」言う声もきこえてきそうですけど。
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