「いやー、久しぶり。」 「うん、久しぶりだね。」 「なんだい、君は、連絡をしても何も返事をくれないじゃあないか。」 「いやー最近は、君と会っている暇がないんだ。」 「僕と会っている暇がないほど忙しいのかい。それは、おかしいよ。」 「なんでだい?」 「だいたい、どれだけ忙しいとしても、連絡ぐらいする時間があるし、電話だって、 メールだって、何でも出来る訳じゃあないか。 「まあ、確かに君のおっしゃるとおりだよ。」 「そうだろ、連絡の一つくらいいれてくれてもいいじゃあないか。 「そうかい、でもね、おいらは、一つの事に集中しないと他の事が何も手につかないんだ。 もし、君へ連絡したりすると、一つの流れが途切れてしまうんだ。」 「そんなの、いいわけだね。」 「君は、一つの事に集中していて、食事を取らないのかい、寝ないのかい、トイレへ行かないのかい?」 「もちろんそういうことはするさ、そういうことをしないと集中出来ないからね。 だけど、おいらは、出来る事なら食事も、睡眠も排泄行為もしたくない。 でも、摂理ってやつかな、しないわけにはいけないんだ。」 「それじゃあ、君は、僕に連絡する事は、どうでもいいことなのかい。 そんなの冷たすぎるよ。」 「でも、今こうして会っているわけだろう君の事を忘れた訳じゃあないんだ。 ただ、少し、他の事に頭を占領されていただけなんだ。 」 「まあ、いいさ、確かに、今こうして君と会っているわけだからね。」 「そうさ、今が大事なんだよ。君と会っている今が、だけど、君は、過去を考え、未来を考えるだろう。」 「どういうことだい、過去を考え、未来を考えるって言う事は?」 「そうだね、君は、以前僕と出会って話をした事から、おいらをおいらだと思う。 以前出会っていなかったとしたら、おいらに会っても、他人や、通りすがりの人としか思えないわけさ。これが、おいらと会って話 をしている時、過去を考えていると言う事になるのかな。 そして、君は、今度いつ僕と出会えるなんて考えるかもしれない。それとも、晩御飯は何にしようかなんて考えるかもしれない。 それが、未来を考えている事になるのさ。」 「うーん、でも、それって今考えているから、今じゃあないのかい。」 「さあね、おいらにもよく分からないさ。でも、未来という言葉があるから未来があるし、過去という言葉があるから過去があるん じゃあないのかい。」 「そんなことは僕にはどうでもいいんだ、ただ、君が存在していてくれた事で、僕は満足なんだよ。」 「おいらもさ。こうやって君と会って話していると楽しいしね。でも、今の時期、おいらは頭の中を他の事で占領されるんだ。つ い、つい、他の事をするのが億劫になってしまう。」 「そうなのかい、おいらは、いつも何かをするのが億劫だけどね。 そうか、その、他の事をするのが億劫になるのが忙しさなのかな。 ならば、いつも僕は忙しいんだな。」 「それは、ただ、面倒くさがりやのだけだろう。」 「いや、違うね、常に忙しいから他の事が面倒くさいだけなのさ。」 「怠惰と忙しさは違うと思うけどな。まあいいや、君がそういうのならば。」 「そうでしょうそうでしょう。僕は常に忙しい。なんか、偉くなった気分だね」。 いますね。 はないかと思います。 か、堪忍してください。
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