2004.9.29

(秋はどうする)

 

                   

 
「やあ、最近日が短くなったよね」

「まあね、これからは、日が短くなるいっぽうだよ」

「そうだね」

「そうさ、秋の夜長さ」

「きみは、秋のその夜長に何をするんだい」

「ふだんより、明かりを早く点ける」

「まあ、それはそうだが、その、秋の夜長は読書をするとか、いろいろあるだろう」

「いや、明かりを早く点ける以外には特に変わらないね」

「ふーん、そうなのかい」

「そうなんだよ」

「君は」

「僕は、えーと、えーと、えーと、特に変わらないな」

「そうだろう、そんなものさ」

「そうかな、でも、なんか、暗くなるのが早いとなんだか雰囲気が違うね」

「たしかに、なんか、情緒的になっていくよな」

「うん、なんか、物寂しさを感じるよ」

「なんでだい、今は、実りの秋で、色々な物が実るんだよ」

「それが、終わった後の事を考えるとね」

「まあ、今の時期は、冬の為に実るっていう感じがするね。ロウソクの炎が消える前に火の勢いが強くなるみたいにさ」

「なんだい、その例えは」

「じゃあ、なんか、いいたとえがあるのかい」

「今のうち、冬に備えて体力をつけとかなくっちゃね」

「うーん、それは、例えとはいえないな、秋は、色々だね、スポーツ、食欲、芸術、ありとあらゆるものの秋だね」

「そうさ、秋って、活動の時なんだよ」

「そうかもしれないね、夏が一番、活動するように思うけれど、何をするにもちょうどいい季節なんだよ、寒くもなく暑くもなく、夜
と昼が半分ぐらいでね、でも、これから、活動が弱まっていく季節だからこそ、なんか、情緒的になるんだ」

「春なんかは、気温や、夜の長さが変わらないけれど、なんか、情緒的にはならないな」

「春は、夏に向けて、力をためているからね」

「秋は、力を使い切るのか」

「そんな感じがするね」

「そうすると、君は、どの季節が好きなんだい」

「全ての季節さ、それに、どの季節が好きでも、嫌いでも、日本にいれば、季節とは、付き合っていかなければならないから
ね、好き嫌い言っている場合じゃあないんだよ」

「そうかな、僕は、冬が嫌いだね、あんな、寒いと、動きたくなくなるしね」

「そのかわり、冬は、色々な服を着ることが出来たりするじゃあないか、炬燵でみかんを食べるとつくづく日本人だとおもうね」

「うーん、炬燵でみかんか、なかなかいいね、でも、最近は炬燵がないところもあるんじゃあないのかいみかんも、夏でも食べ
られるし」

「おいらが、言いたいのはね、その季節には、その季節しかない良さってものがあるということなんだよ」

「まあ、そうだね、今回は、そういうことにしておこう」






                  これから、秋本番っていう感じですね。
                これからの季節を存分に楽しみたいものです。




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