2004.10.3

  (半袖と長袖)


 
 
                      

「やあ」

「やあ」

「もう、十月だね」

「そうだね、十月だ」

「これから、秋本番って感じだね」

「まあ、そうだね、秋本番だね、十月に入ると衣替えで半袖から長袖になるんだね」

「おいらには、あまり、衣替えは関係ないんだけどね」

「なんでだい。あっそうか、君は夏でも長袖だったね、季節感が無い奴だよ」

「いや、季節感はあるさ。長袖といっても、夏は薄い素材で出来た長袖を着ているんだ」

「薄くてもやはり、長袖は暑そうだ」

「慣れればいいんだよ。それに、砂漠とかあまりにも暑い所では長袖を着ているんだよ」

「暑そうだね、でも、日本と違って、湿度がないから、長袖でも日陰に入ると寒いんじゃあないかな」

「寒くはないだろ、灼熱の台地なんていうんだから、日差しがあまりに強いから長袖じゃあないと日に焼けて、から揚げになっ
てしまうんだよ」

「から揚げ?」

「冗談だよ」

「ふーん、確かにね、でも、最近は、なんていうのかな、紫外線対策や日焼け止めのクリームみたいなものがあるから別にい
いんじゃあないのかな」

「いちいち外に出る時に日焼け止めクリームを塗っていたら、面倒くさいよ」

「でもさ、大抵の女性は、出かける時に化粧をするだろう、それに比べたら、別にたいしたことじゃあないよ」

「そうかい、君は毎日化粧をするのかい」

「いや、その、面倒くささも、習慣になってしまえばいいものだと思うんだ」

「おいらは、いちいち、クリームとかつけるより長袖の方がいいね」

「別に、特にクリームとかは必要ないじゃあないよ。僕は、夏、Tシャツ一枚だけど、皮膚はどうにもならいけれどね」

「いや、おいらは、万が一の時を考えているのさ。例えば、なんかのひょうしにコケたときや、何かがぶつかってきたりとかの
時、長袖は多少なりとも保護してくれる」

「それならば、手袋も必要なはずだけど、手袋は着けていないじゃあないか」

「手は、やはり、手袋をしている時より、していないときの方が、微妙な感覚が分かるのさ」

「はあ、よく分からない事を言うね、君は」

「まあ、とにかく、おいらが、夏に長袖を着るのは、好きだと言う事なんだよ、特に理由はないんだあえて理由をあげれば、今
言った事みたいになるんだ」

「まあ、いいよね、人それぞれだし、ところでさ、この前、話したデザインと機能の話しだけれどさ」

「ああ、あれね、別にどうでもいいさ」

「なに、どうでもよくないさ」

「ああ、今日は、すこし、用事があるから、次の機会にしよう」

「どんな、用事だい」

「そのことについて、話したくない用事ということさ」

「なに」

「じゃあ、また今度」

「あ、ああ、じゃ」


十月になりました。
衣替えです。
かといって、十月でいきなり衣替えになってもまだまだ、暑い日が
あるから、衣替えと言われてもしっくりきません。
地域によって、人によっては、しっくりくるところがあるかもしれませんが。
衣替えと言われてしっくりくる日とはいつなんでしょうかね。
 



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