2004.10.15


 (気になる運動)



                  
              
「うーん、うーん」

「何をそんなに唸っているんだい」

「いや、あのね、なんかさ、調子がでないんだ」

「なんの、調子が出ないんだい」

「すべてにおいてさ、やる事、なすこと、すべてが、失敗ばかり」

「そんな時もあるさ」

「そうだね、まあ、そうさ」

「立ち直りが早いね」

「いや、僕は立ち直りの早さと、飯を食べる速さは誰にも負けない」

「ふーん、それは良かったね」

「あのさ、最近さ、飯を食べ過ぎて、太ってきたんだけどね、こんな時もあるよね」

「何をそんなに、唸っていたかと思ったら、体重を気にしていたのか」

「そうなんだ、君は体重を気にしないのかい」

「おいらは、太らないし、痩せないし、体重は一定だから、体重の事は気にしないんだ」

「信じられないな、そんなこと」

「本当だから、仕方がない」

「なんか、やっているのかい、運動とか、健康とか」

「いや、特に、運動はやっていない、やっているとすれば、毎朝、三十分位ジョギングするだけかな」

「ふーん、それでか、やはり、ジョギングは体にいいんだろう」

「別に、おいらは、ジョギングは、体にいいとは思っていないね」

「じゃあ、なんで、走っているのさ」

「走りたいからに決まっているじゃあないか」

「走りたいっていうことは、何か、体に良い事があるから走りたいんじゃあないのかい」

「いいや、単に、走ることが好きなだけさ」

「そんなこと、あるはずがないよ、大体、走り終えた後の爽快感だとか、走っていると気持ち良いだとかあるだろ」

「あのね、別に、そんな事が、好きなんじゃあないよ、走るという行為が好きなんだ」

「ふーん、僕は、走るという行為は嫌いだけどね」

「嫌いならば、嫌いでいいよ」

「そうかい、でも、最近、運動不足でさ、何か運動でもしようと思っていたところなんだ」

「それならば、運動をすればいい」

「でも、やる気が起こらないんだ」

「ならば、しなければいい」

「あのね、もうすこし、言い方があるだろう。ジョギングをするといいよとか、一緒に走ろうとかね」

「君は、誰かに進められないと、何かをすることが出来ないのかい」

「そんなことないんだけどさ、やはり、何かの同意を求めるじゃあないか」

「そんなの、必要ないね、だいたい、君が、やろうと思わなければ何も出来ないし、思っても、行動に移さないと何もできないん
だよ」

「そんなの分かっているさ」

「ならば、何故、運動しないんだい」

「いや、それは、したくないからだね」

「ならば、しなければいいじゃあないか」

「そういわれてもね、やはり、太るし」

「ならば、食べなければいい」

「いや、食べて、痩せたいんだよ」

「ならば、食べて痩せればいいさ」

「何か良い食べ物を知っているかい」

「おいらが、食べておいしいと思う食べ物が良い食べ物だね」

「それは、なんだい」

「君が好きなたべものさ」

「うーん、肉か」

「君が、すきな食べ物が一番いいんだよ」

「それじゃあ、太るだろう」

「じゃあ、君が嫌いな食べ物を食べればいいんじゃあないかな、そうすれば、食べて痩せる事が出来るよ」

「なんだって」

「そういうことさ、じゃあ」


   
食欲、運動の秋です。
食べて、運動する。
なんだか、健康によさそうですね。
健康の秋。
なんて言ってもいいのかもしれません。
秋って、なにを言ってもいいのかもしれません。
たとえば、暑い秋、寒い秋、涼しい秋、暖かい秋。
すべて、秋に含まれるような気がしませんか。




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