照りつける日差し。 ここには、光が存在する。 懐かしさは、現実の風景と化す。 闇が支配する世界では光が希望か。 光が支配する世界では闇が希望か。 逆に失望か。 とにかく受け入れるしかない。 ここが何処だろうと。 迫りくる失望は無にすべきではないか。 僕は、両手を広げて体全体で光を受けたんだ。 日の光って不思議と元気が沸いてくるよね。 体を動かしたくて、動かしたくて仕方がないんだ。 僕は、踊った。 人なんて誰も居ないから服なんて脱ぎ捨てて、日の光を受けて踊った。 体の赴くままに。 体中に笑みが込み上げていたよ。 無性に踊り続けた。 踊り続けて、二三時間経ったのかな、体は水分を欲していたんだ。 そこで、僕は、水を飲もうと元に戻ることにした。 だけど、もう、元には戻れなかったんだ。 何処をどう探しても、入り口がない。 周りは、雲が見えるばかりだ。 僕は、歩き回った。 来た入り口と、水を見つけるために。 歩き回った結果、水があるような場所はなく、雲の上におかれた舞台のような場所だということが分かった。 地面は、さらさらの土で、手に取ってみると手の上で蒸発した。 蒸発したなんて変だけど、手の上でとにかく無くなったんだ。 土を手のひらに置いてみると小さくなり、透明になった。 広い台地がそこにあると思っていたのに、意外と狭く、約、三キロ四方の円形の大地が浮かんでいるのか、それとも、聳えたっ ているのか分からないけれど、とにかくそういう場所に僕は居た。 海岸でも砂漠でもない。 ここは、とてつもなく高度が高く太陽の光が嬉しい場所。
|
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||